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【群馬「正論」】中山恭子氏講演「国家が国民を救う文言がない現行憲法」 「北に罪の意識なし。拉致被害者は獲物」

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【群馬「正論」】
中山恭子氏講演「国家が国民を救う文言がない現行憲法」 「北に罪の意識なし。拉致被害者は獲物」

拉致事件に関する映像を示しながら憲法の問題点を指摘する中山恭子氏=11日、前橋市日吉町の前橋商工会議所会館(橋爪一彦撮影) 拉致事件に関する映像を示しながら憲法の問題点を指摘する中山恭子氏=11日、前橋市日吉町の前橋商工会議所会館(橋爪一彦撮影)

 中山大使は悩んだ末、外務省の指示に反して動く。「若い外務省職員が『一緒に』と救出に動いてくれたのがうれしかった」。内乱状態のタジキスタンで反政府指導者らと接し救出を依頼、2カ月後、無事、救出するが、「当事国の政府任せにするという日本政府の方針なんて、恥ずかしくて相手政府に言えなかった。一体、日本て何なんだと思った」。そして「外務省を責めても仕方ない。彼らは憲法に沿って忠実に仕事をしているだけなのだと思い知らされた」。

 平壌宣言の問題点

 帰任後、拉致被害者家族担当の内閣官房参与となった中山氏は14年、拉致被害者5人と北朝鮮で面会。初めて会った5人に発した日本語は「おはようございます」。返ってきた5人の同じ日本語の響きに「何としても帰りたいという25年間の思いを感じた」。

 拉致された横田めぐみさんの娘、キム・ヘギョン(ウンギョン)さんにも会ったが、「拉致当時13歳だったお母さんと同じくらいの年齢で、めぐみさんの写真が印刷された本を渡すと、日本語は分からないのに、ずっと無言で本をなぞっていた」。その光景に「拉致とは本当にむごい仕打ちだと思った」。ただ、北朝鮮は「ヘギョンさんを(横田夫妻との交渉に)使ってくるだろうと思った。北にとって拉致した人間は大事な獲得物で、自分のもの。罪の意識は全くなく、自分のものを返してくれとは一体なんだ、という交渉だった」。

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