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【野党ウオッチ】民進党代表選は本当に「保守vsリベラル」なのか? 左派色強い枝野幸男氏の思想を読み解く

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【野党ウオッチ】
民進党代表選は本当に「保守vsリベラル」なのか? 左派色強い枝野幸男氏の思想を読み解く

民進党主催の憲法集会で、党憲法調査会長として発言する枝野幸男氏=8月5日、さいたま市大宮区(福島範和撮影) 民進党主催の憲法集会で、党憲法調査会長として発言する枝野幸男氏=8月5日、さいたま市大宮区(福島範和撮影)

 これらの要素を踏まえると、「保守vsリベラル」という表現は、ある程度的を射ているようにも思えるが、枝野氏はぬぐいがたい違和感を抱いているようだ。8月6日に東京都内で開かれた憲法関連のトークイベントでは次のような持論を口にした。

 「保守とリベラルって対立概念じゃないですから。リベラルという言葉は多義的だから。新自由主義的な色合いの強い古典的なリベラルから、多様性を認めて社会保障に力を注ぐソーシャルリベラリズムまで、リベラルだっていろいろあるし」

 「保守といったって、何を保守するんだ、と。僕は(聖徳太子の十七条の憲法にある)『和を以て貴しとなす』からの日本を保守するんだったら分かるけど、安倍晋三首相は明治維新以降の欧米化された日本を保守しようとしてるから、保守する対象が違う」

 党内外に流布されたイメージにはそぐわないが、枝野氏は「日本流保守」を標榜する政治家だ。

 村落共同体を基盤に互助の精神で田植えや稲刈りを行ってきた日本の「伝統的保守」の立場は、むしろ一般的に言われる「リベラル」と親和性が高く、明治維新以降の「欧米型保守」は日本の伝統的保守とは相いれない-。枝野氏の「保守」観をざっくりと解説するとこうなる。

 枝野氏は「多様性を認め合い、困ったときに寄り添い、お互いさまに支え合う日本」を代表選のスローガンとして打ち出している。「日本流保守」のあり方を、あえて「保守」という言葉を用いずに表現したフレーズなのだと私は理解する。

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