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【コリア実況中継!】性犯罪前科者をGPS監視 導入10年目、再犯減少も…日本は?

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【コリア実況中継!】
性犯罪前科者をGPS監視 導入10年目、再犯減少も…日本は?

7月26日、女子トイレで性暴行に及び、逃走した女性らを追いかける男の姿をとらえた防犯カメラ画像。男は足首に電子足輪を装着していた=YTNニュース配信のユーチューブ映像から 7月26日、女子トイレで性暴行に及び、逃走した女性らを追いかける男の姿をとらえた防犯カメラ画像。男は足首に電子足輪を装着していた=YTNニュース配信のユーチューブ映像から

 法務省はシステムを紹介する公式ブログの中で、予知システムにより殺人発生率が0%になった世界を描くトム・クルーズ主演のSF映画「マイノリティー・リポート」に言及。「犯罪が起こる前に時間、場所を予測して捕まえる」との将来を描く。

 ■日本では議論進まず

 性犯罪者らにGPSの取り付けを義務づける国は韓国のほかにも米国や英国、フランスなどがあるが日本では、制度導入を進める動きはないのか。一時は盛り上がりかけた制度の可否をめぐる議論を封じる格好となったのが、11年3月11日の東日本大震災だった。

 当時、宮城県が性犯罪の前歴者らを対象に、GPS端末の携帯を義務付ける条例の検討を表明。10年12月に有識者懇談会を発足させたが、直後の震災で議論は先送りになった。13年5月に導入見送りを決めた際、村井嘉浩知事は復興が最優先課題であると強調。「大変な人手と財源がかかるため、県として対応する体力がない」と述べた。

 憲法が禁止する「二重処罰」の恐れも指摘され、GPS監視制度に対する反対論は、法曹界を中心に根強いが、どこかのタイミングで再び議論に火がつく可能性がある。そのとき、隣国の運用状況はどうなっているのか。大きな注目を集めると同時に、議論を左右する要素の一つにもなりそうだ。

 ■GPS グローバル・ポジショニング・システムの略称。地球を周回する人工衛星を利用し、電波を受信する機器の正確な位置を測定するシステムのこと。軍事目的で開発されたが、現在は民間での利用が進み、カーナビゲーションのほか、多くの携帯電話や時計にも搭載されるようになった。

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