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【iRONNA発】「8月危機」北朝鮮ICBM、技術流出の「黒幕」は中国だった? 鍛冶俊樹氏

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「8月危機」北朝鮮ICBM、技術流出の「黒幕」は中国だった? 鍛冶俊樹氏

北朝鮮の朝鮮中央テレビが7月29日放映した、「火星14」の発射映像(共同) 北朝鮮の朝鮮中央テレビが7月29日放映した、「火星14」の発射映像(共同)

 固体燃料は入れっ放しにして、いつでも発射できるから、世界的に新式の弾道弾はすべて固体燃料である。北朝鮮でも潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)は固体燃料を用いているが、ICBMは液体燃料を使っている。なぜなのか。

 これは北朝鮮がエンジン技術を自主開発していないことを意味する。つまり他国から与えられた技術をうのみにしているため、SLBMの固体燃料をICBMに応用することができないのであろう。

 そもそも、エンジンは50年も前の技術であり、これを確立させたのは他ならぬ米国である。しかも、ウクライナはこのエンジン製造を2000年代初頭にやめており、10年以上も闇の市場を漂っていたとは考えにくい。どこをどう通って北朝鮮にたどり着いたかは、慎重に検討すべきであって、ウクライナだけが非難されるべきではない。

米露接近を警戒

 むしろ、ここで関与が疑われるのは中国であろう。中国にはまだ北朝鮮を支援するだけの経済的余裕がある。しかも1998年に中国はウクライナから空母を購入して、後に「遼寧」として就航させている。

 2000年前後において、ロシアの軍縮によってウクライナの兵器産業は逼迫(ひっぱく)しており、経済発展著しい中国は新しい顧客として優遇された。ウクライナが中国にRD250系を二束三文で売り払ったとしても不思議ではない。

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