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【野口裕之の軍事情勢】CIAの「冥土の使い」に爆撃機「死の白鳥」が訪韓 金王朝の権威の象徴爆破の日は近い? 

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【野口裕之の軍事情勢】
CIAの「冥土の使い」に爆撃機「死の白鳥」が訪韓 金王朝の権威の象徴爆破の日は近い? 

平壌市内の錦繍山議事堂=1990年10月 平壌市内の錦繍山議事堂=1990年10月

 錦繍山太陽宮殿の爆破は金王朝の権威の失墜を意味し、金正恩・委員長の体面も大いに傷付く。同時に、北朝鮮の軍・党幹部や人民に動揺が走り、クデターの起こりやすい環境を創り出す。しかも、いかに秘密主義の金正恩政権でも、爆破の事実を隠蔽できない。錦繍山太陽宮殿はもともと、金日成・国家主席の公務や生活をする国家主席官邸+公邸(錦繍山議事堂)で、平壌市内に所在するが故に多くの人々の目に触れる。宮殿爆破は、CIAなど米国の情報機関が選択肢の一つとして立案済みだと観測されている。

 爆破作戦を敢行するとすれば、実行部隊の有力候補は米海軍特殊作戦部隊《ネイビー・シールズのチーム6》であろう。

 チーム6は、冒頭で述べた米同時多発テロの首魁ウサマ・ビン・ラーディンが潜伏するパキスタンのアジトを急襲し、銃撃戦の末、仕留めたエリート部隊中のエリート部隊。ウサマ・ビン・ラーディンに仕掛けた「斬首作戦」は《ネプチューン・スピア=海神の槍》と名付けられたが、実のところ《ネイビー・シールズのチーム6》との既述表現は正確ではない。ネイビー・シールズは地域別に担任が決まっているナンバーリングされた複数のチームを抱えるが、チーム6は独立した存在。部隊名も《DEVGRU》と変更されて久しいものの、米国政府はDEVGRUの存在自体を認めていない。知性・判断力も要求されるシールズの現役隊員より選抜され、1週間もの間、不眠不休で任務を完遂するなど、驚異的な体力・精神力を問われる。訓練時での死者・脱落者も多いと聞く。 

 かくも猛者揃いのDEVGRUをもってしても、作戦は大きな困難を伴う。宮殿は水堀や高い城壁で囲まれ、特殊作戦部隊を含む多数の警備兵が配置に就いているのだ。金委員長は宮殿の防御を厚くし、警備兵を増強している。祖父&父の名誉を守るためではない。自らの保身のためだ。

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