産経ニュース

【教えて!goo】アルコールはなぜ水分補給にならない?脱水予防で尿意は我慢してもいい?医師に聞いた

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【教えて!goo】
アルコールはなぜ水分補給にならない?脱水予防で尿意は我慢してもいい?医師に聞いた

脱水症にならないために尿を我慢してもいい?

 ただ、水分補給をしたくてもなかなかできない状況もあるだろう。脱水症にならないために尿を我慢してはどうだろうか。

 「尿意を我慢してはダメです。我慢をすることは、膀胱袋に大きな負担をかけます。膀胱炎や過活動膀胱という病気の原因になります。これからの季節、見える汗以外にも、呼吸や皮膚表面から蒸発する見えない汗(不感蒸泄)で、身体からは想像以上の液体(体液)が失われています」(服部先生)

 なんと、目に見えない水分の消耗もあるという。

 「熱帯夜に向かうこの季節は、昼間以外に睡眠中も要注意です。発汗が多いと感じたとき、身体から失った成分に近い経口補水液は、熱中症の背景にある脱水症の予防対策に即効性があります。自宅に常備するとともに、高温や多湿で熱中症注意報の日に外出される場合も、持ち歩きをお忘れなく」(服部先生)

 脱水症予防のために尿を我慢することは論外だ。それよりも常に経口補水液を常備、携帯していつでも飲めるようにしておくことが大事とのこと。今年は例年以上に暑い夏が予想される。みなさんも十分に対策をして、健康的にこの夏を乗り切ってみてはいかがだろうか。

●専門家プロフィール:服部益治

医学博士。兵庫医科大学(小児科学)教授。他に、教えて!「かくれ脱水」委員会(委員長)、日本小児科学会(専門医)、日本小児保健協会(理事)、日本腎臓学会(指導医、専門医)、兵庫県小児科医会(理事)、日本夜尿症学会(常任理事)などを歴任。「教えて!『かくれ脱水』委員会」では、深刻な脱水状態の一歩手前を「かくれ脱水」と名づけ、「かくれ脱水」に対する正しい知識と予防方法・対処方法を広く伝えていくことを目的としている。メンバーには、医療や福祉の専門家が集結している。

★関連記事

お酒って体に悪いの?内科医に本当のところを聞いてみた

医師を直撃!お酒にまつわる数々の都市伝説の真偽を確認してみた!!

なぜ熱中症は起きるのか?心理学的観点から見た熱中症のメカニズム

熱中症対策としての水分補給で 結局、冷たい「お茶」は、逆効果なのでしょうか?

暑い日、時々、ジムでは、熱中症の予防のために、飴を配ります。飴が熱中症に効くのですか?

「ニュース」のランキング