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【スポーツ異聞】張本勲さんも〝参戦〟プロ野球の試合は誰のものか? 疑問を掘り起こした青木宣親外野手の投手起用

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【スポーツ異聞】
張本勲さんも〝参戦〟プロ野球の試合は誰のものか? 疑問を掘り起こした青木宣親外野手の投手起用

 これに対し、セの野村克也監督(当時ヤクルト監督)が“待った”をかけたのだ。松井と話をした上で、代打に投手の高津臣吾(当時ヤクルト)を送った。“夢の対決”は実現しなかった。このケースも、どちらが正しいではない。野球の考え方の違いが分かれたケースだ。

 かつて、巨人監督だった長嶋茂雄氏(現巨人終身名誉監督)は「捨てゲームはつくりません。見に来てくれるファンは毎日、違いますから」と語った。数千円もの入場料をもらっている以上、プロのプレーを見せなければいけない。そんなプライドが昔の監督にはあった。

 半面、投手が“分業制”となった現在では、中継ぎ、抑えなど救援の投手が登板過多で疲弊しているのは事実。だが、張本氏が言うように、最後まで逆転を信じて声援を送ってくれるファンがいるのも紛れもない事実だ。「最後の最後まで最善を尽くすべき」という声にも説得力がある。

 野球の試合は誰のものか。米リーグ機構か。オーナーのものか。監督、選手のものか。ファンのものなのか。いろいろ推察はされる。ただ、今回の青木“投手”は新たな問いを投げかけた気がする。

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