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【ニュースの深層】赤ちゃん、今年4万人減? 出生数さらに下降へ 率は平成で最低か

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赤ちゃん、今年4万人減? 出生数さらに下降へ 率は平成で最低か

保育所で遊ぶ子供たちと見守る保育士。入所の競争激化や保育士の人材確保は大きな課題だ=千葉市内 保育所で遊ぶ子供たちと見守る保育士。入所の競争激化や保育士の人材確保は大きな課題だ=千葉市内

 出生数の年次推移を見ると、ピークは「団塊の世代」が生まれた第一次ベビーブーム(昭和22~24年)があった24年の269万6638人。今はこの3分の1に迫っている。

 第二次ベビーブーム(昭和46~49年)で、209万1983人を記録した48年に二つ目のピークを迎えた後は減少傾向に。平成27年は5年ぶりに増加したが、28年は100万人を切る歴史的事態になった。

人口維持は「2・07」

 「出産に当たる人口は年々減少している。合計特殊出生率が前年と同じと仮定しても、減少してしまう。出生数がもう少し下がっていくのは多少なりとも予想される」。厚労省の人口統計担当、広瀬滋樹参事官はこう見通す。

 1人の女性が生涯に産むと見込まれる子供の数を示す合計特殊出生率は28年が1・44で、前年より0・01ポイント低下した。政府は50年後の人口1億人維持を目指し、2020年代半ばの出生率「1・8」に引き上げる目標を掲げる。ただ、人口維持に必要とされるのは「2・07」で、昭和48年(2・14)以降、その数値を超したことはない。

 出生数に特に大きく影響しているのが、主な出産世代とされる20~30代の女性の減少や、戦後最少となった結婚件数だ。厚労省は「団塊ジュニア世代が40代となり、主な出産世代ではなくなった」と分析する。

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