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【阿比留瑠比の極言御免】稲田防衛相は猛省せよ ただ公人・私人の峻別は無理がある

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【阿比留瑠比の極言御免】
稲田防衛相は猛省せよ ただ公人・私人の峻別は無理がある

都議選の応援演説での発言内容を撤回する事を発表する稲田朋美防衛相=6月27日、東京・永田町(春名中撮影) 都議選の応援演説での発言内容を撤回する事を発表する稲田朋美防衛相=6月27日、東京・永田町(春名中撮影)

 ただでさえ学校法人「加計学園」問題などで痛くもない腹を探られ、支持率が低下している安倍晋三内閣にとっては、泣きっ面に蜂の事態だろう。稲田朋美防衛相の都議選集会での失言問題のことである。

 「防衛省・自衛隊、防衛相、自民党としても、お願いしたいと思っている」

 こう自民党候補への支持を訴えた稲田氏は、後に発言を撤回したが、野党側は当然、やれ憲法違反だ、やれ自衛隊の政治利用だと勢いづいている。

 「今回の発言の内容は、撤回して謝罪して終わりという話ではなくて、完全にアウトだ。自衛隊の士気にも関わる問題だ」

 自身の「二重国籍」疑惑をめぐり発言が二転三転どころか四分五裂した揚げ句、結局は蓋をしたままの民進党の蓮舫代表がこう糾弾しても説得力は感じない。とはいえ、口をすべらせた問題発言であることは否めず、稲田氏には猛省を求めたい。

 閣僚、とりわけ実力組織たる自衛隊を指揮する立場にある防衛相は、日頃から慎重な上にも慎重に振る舞うべきだからである。

ご都合主義の報道

 自衛隊をめぐっては、民進党は前身の民主党政権時代の平成22年11月、自衛隊全部隊に対し、友好団体などに属する民間人が自衛隊行事で、民主党政権の批判をしそうな場合には参加させないことを求める通達を出すなどした。当時、言論の自由を侵す明白な憲法違反だと指摘されたものだが、ここで自民も民進もどっちもどっちだと言いたいわけではない。

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