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【トレンド日本】将棋の藤井聡太四段という天才を育んだ秘密は幼少期のこの玩具にあり?

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【トレンド日本】
将棋の藤井聡太四段という天才を育んだ秘密は幼少期のこの玩具にあり?

「藤井聡太四段も使っていた!」というポップが店頭で目をひく、くもん出版の「NEW スタディ将棋」=東京都豊島区の西武池袋本店(油原聡子撮影) 「藤井聡太四段も使っていた!」というポップが店頭で目をひく、くもん出版の「NEW スタディ将棋」=東京都豊島区の西武池袋本店(油原聡子撮影)

 くもん出版の東直美さんは「1999年に発売されたロングセラーの商品でしたが、将棋ブームに加えて藤井さんの人気もあって、年明けから品薄状態が続いています」と話す。

 百貨店の西武池袋本店(東京都豊島区)では、ゴールデンウイーク明けから急に問い合わせが増えたという。それまでは週に1点売れる程度だったが、1週間ほどで10点売れたことも。6月に知育玩具を集めた特設売り場を作り、通常の将棋盤も販売したが、NEWスタディ将棋以外の売れゆきには変化がないという。

 おもちゃ売り場担当の山口和弘さんは、「『藤井さんと同じものが欲しい』という問い合わせが多く、入荷分を店頭に置いても、すぐに売り切れてしまう」と説明する。購入層は、祖父母世代や40~50代が中心だという。

 キュボロもNEWスタディ将棋も、大人が一緒に楽しめるおもちゃ。天才少年にあやかるだけでなく、家族のコミュニケーションにもお薦めといえそうだ。(文化部 油原聡子)

 ●藤井聡太(ふじい・そうた) 2002年7月19日生まれ。愛知県瀬戸市出身。名古屋大教育学部付属中3年。5歳で将棋を始め、小学4年のときにプロ棋士養成機関「奨励会」に入会。16年10月、最年少の14歳2カ月でプロ入り。これは、6月20日に引退した加藤一二三(ひふみ)九段(77)がもっていた14歳7カ月の最年少記録の62年ぶりの更新だった。

 ●キュボロ 正規輸入代理店、アトリエニキティキによると、スイス・キュボロ社の木製玩具「キュボロ」は、スイスの個人企業の木工所で生産されている。1985年に世に出て、ニキティは2004年に日本総代理店になった。13年には公認販売店制をとり、約70社が日本国内での公認販売店になった。

 開発者でキュボロ社のエッター社長によると、日本での人気高騰ぶりに対応しようと、スイスの他の工場、あるいはドイツ、イタリア、ハンガリーなど他国での生産を試みたが、費用面で折り合わなかったり、品質面に問題があったりした。このため、結局キュボロは当初通りスイスにある1つの木工所で作り続けている。

 そのうえで、「特別な生産シフトを組み、フル稼働で生産しています。来年に向けて新しい機械の導入を試み、より短い期間での生産性を上げることで、生産量をふやし需要に対応してゆく」としている。 

 ●NEW スタディ将棋 日本将棋連盟が監修。駒に、その駒の進み方が書かれている。くもん出版はKUMONのグループ会社。1980年に公文教育研究会の出版部門として発足、88年に独立。出版物や、知育玩具の製作・販売を行っている。

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