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【野党ウオッチ】なりふり構わぬ蓮舫民進党 「国連」ケナタッチ氏の書簡を御旗に“共謀罪”阻止の正当性を主張

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【野党ウオッチ】
なりふり構わぬ蓮舫民進党 「国連」ケナタッチ氏の書簡を御旗に“共謀罪”阻止の正当性を主張

組織犯罪処罰法改正案の採決が始まり、鈴木淳司衆院法務委員長(中央左)に抗議する民進党の山尾志桜里前政調会長(同右)ら野党議員=5月19日、衆院第14委員室(斎藤良雄撮影) 組織犯罪処罰法改正案の採決が始まり、鈴木淳司衆院法務委員長(中央左)に抗議する民進党の山尾志桜里前政調会長(同右)ら野党議員=5月19日、衆院第14委員室(斎藤良雄撮影)

 その声明は官邸や外務省は把握しておらず、なぜか民進党が代わりに把握していた。

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 民進党は再反論声明を入手した直後の5月23日、党会合に外務省担当者を呼びつけ、これまでの経緯をただした。

 民進党が問題視したのが、菅氏の発言と、外務省がケナタッチ氏に宛てた反論文の齟齬だった。菅氏は記者会見でケナタッチ氏の書簡に関して「国連の立場を反映するものではない」と述べたが、外務省の抗議文では「国連の立場から懸念を表明することは控えてほしかった」と記載された。

 整合性を問われた外務省担当者は「間違いだった」と釈明し、その場で「国連の肩書を持つ者」と修正した。菅氏と同じく、国連特別報告者の見解は、国連を代表するものではないとの意味だ。

 しかし会合に出席していた議員は聞き入れない。

 山尾志桜里前政調会長は外務省担当者の弁明を聞いた後、記者団に対し「官房長官は個人の見解だといいながら、政府見解は国連の立場だという。ダブルスタンダードの使い分けだ」と皮肉たっぷりに語った。

 逢坂誠二衆院議員も6月2日の衆院法務委員会で「国内的には国連の立場を反映する人ではないと言い、反論時は国連の立場から懸念を表明することは差し控えてほしいというのは二枚舌だ」と批判した。

 人権理事会と同じく国連の補助機関である国連薬物・犯罪事務所のフェドートフ事務局長は5月29日、改正案の衆院通過について「国際組織犯罪防止条約への日本の加盟に向けた積極的な一歩だ」と評価した。それでも民進党は「国連の権威に名を借りるかのような主張」(公明党の山口那津男代表)を繰り出している。

(政治部 奥原慎平)

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