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【ペルシャ湾岸諸国分析】なぜ「弟分」カタールは「長兄」サウジに楯突いたのか これを読めば丸分かり

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【ペルシャ湾岸諸国分析】
なぜ「弟分」カタールは「長兄」サウジに楯突いたのか これを読めば丸分かり

 ペルシャ湾岸の資源国、サウジアラビアとカタールが“兄弟げんか”を繰り広げている。

 今月5日、サウジをはじめとするアラブ諸国などが、「テロ組織を支援している」などとしてカタールとの断交を発表したのだ。中東情勢の流動化に伴う油価上昇や、2022年にカタールで開催されるサッカーW杯への影響が懸念されている。

 なぜ、断交という劇的な展開に至ったのか。両国の関係をひもといてみたい。

 世界有数の原油輸出国で、イスラム教の二聖地メッカとメディナを含むアラビア半島の大部分を領するサウジは、スンニ派アラブ諸国の盟主を自任する王政国家だ。人口約3215万人。湾岸のアラブ諸国などで作る湾岸協力会議(GCC)も主導し、いわば、この地域での「長兄」の立場にある。

 この権威に挑戦してきたのが、人口約230万人の小国ながら、天然ガス輸出を主要財源とする「弟」のカタールだった。

 カタールでは1995年、外遊中だった当時のハリーファ首長が息子のハマド皇太子に追放される宮廷クーデターが発生。ちなみに追放されたハリーファ殿下も、70年代にいとこのアフマド首長(当時)を追放して即位しているから、因果なものである。

 新たに首長となったハマド殿下は、天然ガス輸出による豊富な資金を背景に、独自の外交・情報戦略を展開した。

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