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【仙台「正論」懇話会】加藤達也元ソウル支局長 「日本は危機の中にある」…講演要旨 

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【仙台「正論」懇話会】
加藤達也元ソウル支局長 「日本は危機の中にある」…講演要旨 

仙台「正論」懇話会の講演会で「韓国が譲歩しても、北朝鮮は譲歩しない」と説く加藤達也元ソウル支局長=15日、仙台市青葉区(千葉元撮影) 仙台「正論」懇話会の講演会で「韓国が譲歩しても、北朝鮮は譲歩しない」と説く加藤達也元ソウル支局長=15日、仙台市青葉区(千葉元撮影)

 文政権には北朝鮮に従い、「一帯一路」構想など中国の新しいスタイルの覇権主義を容認するような姿勢が垣間見える。こうした「日本の脅威」となる政権が成立した背景には、国内の大きな生活格差がある。韓国の若者は「ヘル朝鮮」(地獄の韓国)と呼ぶ。権力者が不公平なことをすると、それが国民の怒りの対象に結びつく。朴槿恵(パク・クネ)前大統領は魔女狩りのような状況に追い込まれた。大統領選で文氏の得票率は約40%だったが、就任1カ月後の支持率は約80%にも上った。文氏はこれを裏切らないようにするため、政策が総花的になる。それがすでに見受けられる。

 朴前大統領は韓国政治に特徴的な見せしめと報復の犠牲者になった。朴氏は文氏に親日派の象徴と見なされている。親日派は「不正腐敗」というイメージが広がっている。親日派を全て駆逐するというのが文政権のスローガンだ。

 韓国では憲法の上に「国民情緒」があるといわれ、国民情緒に反することはできない。このため、朝鮮半島有事の際に、在韓邦人の救出に向かった日本の自衛隊が韓国から入国を拒否される可能性がある。自衛隊を入国させることは国民情緒に反すると判断される恐れがある。韓国には日本人が5万~6万人いるが、この大勢の人が見殺しの危険にさらされかねない。

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