産経ニュース

【国際情勢分析】北朝鮮の核ミサイル開発支える科学者ら「3人組」 金正恩氏が重用 失敗は成功の母?「お咎め=粛清」なし

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【国際情勢分析】
北朝鮮の核ミサイル開発支える科学者ら「3人組」 金正恩氏が重用 失敗は成功の母?「お咎め=粛清」なし

新型の中長距離弾道ミサイル「火星12」の発射実験に立ち会う金正恩朝鮮労働党委員長(中央着席)と、金正植氏(左から2人目)、李炳哲氏(同3人目)、張昌河氏(右端)とみられる人物。北朝鮮の朝鮮中央通信が5月22日配信した(ロイター) 新型の中長距離弾道ミサイル「火星12」の発射実験に立ち会う金正恩朝鮮労働党委員長(中央着席)と、金正植氏(左から2人目)、李炳哲氏(同3人目)、張昌河氏(右端)とみられる人物。北朝鮮の朝鮮中央通信が5月22日配信した(ロイター)

 北朝鮮の核・ミサイル開発を支える科学者らの「3人組」に、軍事情報筋が関心を寄せている。ミサイル発射実験後に国営通信が配信する写真で、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と手を取り合って「成功」を喜ぶ3人の姿がみられ、中には高度なロケット科学者もいる。米本土を射程に入れるミサイル保有を何より重視する金氏は専門知識を備えた科学者を重用。「失敗は成功の母」とばかりに、彼らの失敗の責任は不問とする寛大ぶりをみせている。

 この3人とは、元空軍司令官で朝鮮労働党軍需産業局の李炳哲(リ・ビョンチョル)副局長、ロケット技術者の金正植(キム・ジョンシク)氏、国防科学院の張昌河(チャン・チャンハ)院長。特に金正植氏と張氏は科学者で、「他の多くの支配層と違って、エリート家の出身ではない」(ロイター通信)。3人はいずれも金正恩氏がその実力を買って抜擢した人材という。

ロケット科学者が牽引

 特に欧米の軍事情報関係者は、金正植氏がキーマンとなり、「想定より早く進んでいる」(米情報機関幹部)とされるミサイル開発を牽引してきたとにらむ。

 平壌の名門理工大を卒業。当初は軍組織ではない宇宙開発部門に所属していたが、核・ミサイル開発の主要拠点である「第2自然科学院」に進んだ。生粋の技術者だが、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)によると、2015年にロケット司令部の少将に昇進した。

続きを読む

このニュースの写真

  • 北朝鮮の核ミサイル開発支える科学者ら「3人組」 金正恩氏が重用 失敗は成功の母?「お咎め=粛清」なし
  • 北朝鮮の核ミサイル開発支える科学者ら「3人組」 金正恩氏が重用 失敗は成功の母?「お咎め=粛清」なし
  • 北朝鮮の核ミサイル開発支える科学者ら「3人組」 金正恩氏が重用 失敗は成功の母?「お咎め=粛清」なし
  • 北朝鮮の核ミサイル開発支える科学者ら「3人組」 金正恩氏が重用 失敗は成功の母?「お咎め=粛清」なし

関連トピックス

「ニュース」のランキング