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【クローズアップ科学】「第7大陸ジーランディア」水没の謎に挑む 探査船ちきゅうが海底を掘削へ

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【クローズアップ科学】
「第7大陸ジーランディア」水没の謎に挑む 探査船ちきゅうが海底を掘削へ

海底に眠る大陸 海底に眠る大陸

 未解明なのは分裂の仕組みだ。二つの仮説が提唱されており、その一つは地球内部から高温のマントルが対流で上昇するホットプルームという現象が、オーストラリアを突き上げて分裂させたとする「マントルプルーム説」。

 もう一つは「ロールバック説」。オーストラリアの東側では海洋地殻が陸の下に沈み込んでいるが、沈み込む角度が深くなり後退するなどの影響で、縁が引き伸ばされて分裂したとみる。どちらが正しいのか議論が続いている。

3年後に掘削

 この謎を解明するため、豪州政府と海洋研究開発機構は世界最高の掘削性能を持つ探査船ちきゅうで調査し、仮説の証拠を探す構想を2013年から進めてきた。

 ジーランディア北部のロードハウライズと呼ばれる水深1600メートルの浅い海域で、海底下を2200~3500メートル掘削して岩石試料を採取する。費用は100~150億円で、豪州が6~7割を負担する見通し。

 計画を指揮する海洋機構の斎藤実篤グループリーダーは「得られた試料に玄武岩など火山性の岩石が含まれているかどうかがポイントだ」と話す。

 8千万年前ごろの試料から火山性の岩石が見つかれば、激しい火山活動を伴うマントルプルーム説の証拠になり、見つからなければロールバック説が正しいことになる。

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