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【防衛最前線(123)】北朝鮮のミサイルを見張る千里眼 亀甲模様の“ガメラレーダー”FPS5

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【防衛最前線(123)】
北朝鮮のミサイルを見張る千里眼 亀甲模様の“ガメラレーダー”FPS5

東シナ海に浮かぶ離島、下甑島(鹿児島県)の航空自衛隊下甑分屯基地に配備されたFPS5「ガメラレーダー」(航空自衛隊提供) 東シナ海に浮かぶ離島、下甑島(鹿児島県)の航空自衛隊下甑分屯基地に配備されたFPS5「ガメラレーダー」(航空自衛隊提供)

 レドームに覆われた3基のアンテナのうち、最も大きいのものは直径18メートルあり、弾道ミサイルや航空機などに対応する主警戒面。残る2基は直径12メートルで、航空機や巡航ミサイルへの対処用とされている。探知距離は、もちろん機密だが、数千キロは見通せるといわれている。構造物全体を回転させ、目標に応じて主警戒面の向きを変えることもできる。

 平成11年度から開発がスタート。20年度に1号機が下甑島分屯基地(鹿児島県)に配備された。21年度に佐渡(新潟県)、22年度に大湊(青森県)、24年度に与座岳(沖縄県)の各分屯基地に配備され、計4基態勢に。他のタイプのレーダーとあわせ、全国で計28カ所のレーダーサイト網を構成し、日本周辺の空域を365日、24時間態勢で見張っている。

 こうしたレーダーが配置されている場所は離島や遠隔地も多く、なおかつ山頂など、交通や気象条件も厳しいところが目立つ。レーダーで警戒監視を行っている自衛隊の部隊が、豪雪や強風といった厳しい勤務環境の中で任務にあたり、防空を担っていることも忘れてはいけない。

(政治部 千葉倫之)

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