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【矢板明夫の中国点描】習近平政権がもっとも恐れる人物 現在アメリカ亡命中 告発次第で共産党は大混乱も

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【矢板明夫の中国点描】
習近平政権がもっとも恐れる人物 現在アメリカ亡命中 告発次第で共産党は大混乱も

 1967年、山東省の農村部で生まれた郭氏は中学卒業後、製薬会社などの職業を転々とし、2008年の北京五輪に伴う関連施設の開発などで巨万の富を築いたとされる。

 15年、郭氏のビジネスパートナーで親友だった馬建・国家安全省次官が失脚し、捜査の手がまもなく自身に及ぶことを察知した郭氏は米国に逃亡したが、国内に残った財産のほとんどを当局者に奪われたという。「資産を凍結して不正を調べるなら分かるが、私の不動産も証券も次々と事件を担当する高官の親族の名義に変えられた。やり方は強盗そのものだ」。郭氏はこう指摘する。

 海外の中国語メディア明鏡や米メディア、VOAなどに出演し、共産党内の不正を暴くことになった理由について、郭氏は「何もしなければ抹殺されるかもしれない」と述べた上で「自分の命、財産を守り、復讐(ふくしゅう)するためだ」と語った。

 郭氏の一連の証言に対し中国当局は激しい反応を見せた。国内のインターネットで郭証言を伝えた映像、録音、文字をすべて削除したほか、郭氏がVOAへの出演が決まった直後の4月中旬、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて郭氏の国際逮捕手配書(赤手配書)を発行した。同時に、「郭は詐欺師でレイプ犯だ」などと元部下に証言させる映像をインターネットに流すなど、郭氏の人格否定に躍起になっている。

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