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【ニュースの深層】パン屋さんはなぜ怒ったか…道徳教科書検定めぐる騒動の背景に「米飯給食」推進への焦燥

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【ニュースの深層】
パン屋さんはなぜ怒ったか…道徳教科書検定めぐる騒動の背景に「米飯給食」推進への焦燥

 学校給食のパンを納入する中小事業者の団体「全日本パン協同組合連合会」(全パン連、東京)の西川隆雄会長(74)にも、報道機関からの取材が殺到した。「いきさつはどうあれ、パン屋が和菓子屋に書き換えられた事実はある。声を上げないといけないと思ったが、文部科学省といえども(記述を)変えられない仕組みだそうだ」と、やりきれない様子だ。

怒りの矛先は国の「米飯給食」推進

 騒動の発端となったのは、ある小1用の道徳教科書に収録された教材の修正だった。1カ月以上が過ぎた今も「パン屋を和菓子屋に変えた」などと当初の報道が一人歩きし、「教科書会社がパン屋を和菓子屋に書き換えて合格したのは事実」との非難もある。

 教科書会社は取材に応じておらず、「教科書会社が政権を忖度(そんたく)した」などとの憶測は依然としてある。騒動の余波は消えそうにない。

 これに対し、文科省の担当者は「パン屋が和菓子屋に変わったから合格したのではない。原文は散歩の話だったが、小学校低学年でも国と郷土に思いをめぐらせることができる記述に修正された。あんパンが日本に定着した経緯を追加する修正でも、合格したのではないか」などとの反論を繰り返している。

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