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【赤字のお仕事】「断トツの最下位」…語源から見ればNGです

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【赤字のお仕事】
「断トツの最下位」…語源から見ればNGです

 産経新聞の校閲作業は、1面や社会面など各面の担当者、デスク、サブデスクの3人(時には部長を加えた4人)で原稿を読むのを原則としています。先日、サブデスクに就いたとき、あるコラムの校閲担当者から小ゲラを渡されました。

 ゲラとは、記事や見出しなどを紙面に掲載する体裁にレイアウトして印刷したもので、新聞1ページと同じサイズのものを大ゲラ、企画物やコラムなど、大ゲラの一部分の小型のものを小ゲラといいます。その小ゲラには、こう書かれていました。

 「国内の主要8都市に住む男女を対象に、各都市の魅力度を調査したところ、ダントツの最下位だった」

 内容を補足すると、名古屋市が昨年、同市をはじめ東京23区、横浜市、大阪市など国内8都市に在住する20~64歳の男女に各都市への愛着や魅力について調査した結果、名古屋市が最も魅力に乏しい都市に選ばれたというものです。

 この文章を読んだとき、ちょっとした違和感を覚えました。別に、名古屋城やみそカツ、ひつまぶしなどで有名な「名古屋めし」があるのに、名古屋に魅力がないなんてことはないのでは、と思ったわけではありません。

 私が気になったのは、「ダントツの最下位」という表現です。

 「ダントツ」と片仮名だけで書くと外来語のようですが、もともとは「断トツ」と、漢字と片仮名で表記します。では、その意味を辞書で調べてみることにしましょう。

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