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【経済インサイド】父娘のお家騒動から2年 最悪赤字45億円 もう後がない大塚家具 久美子社長「出血を止めなければ…」

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【経済インサイド】
父娘のお家騒動から2年 最悪赤字45億円 もう後がない大塚家具 久美子社長「出血を止めなければ…」

大塚家具の大塚久美子社長 大塚家具の大塚久美子社長

 新たな経営ビジョンでは小型店と専門店の拡大を柱に据えた。大型店中心の販売を改め、ソファや照明、カーテンなど分野別の専門店や小型店を31年末までに30~50カ所増やす。ブランドも集約し、顧客への方向性を明確にする。都市部の大型店も専門店の集合体として再構成する。

 接客方法も見直し、インテリアコーディネーターに相談できる有料サービスを展開する。6月にはネット通販の商品数も4000品に拡大する。

 家具業界は低価格品を売りにしたニトリやイケアの販売が好調だが、久美子氏は「当社は物販ではなく、上質な暮らしにするサービスで差別化を図りたい」と話す。プロの販売員が付加価値を提供し、生き残りを図る考えだ。

 また、インターネット通販の拡大や中古家具の販売などの新規事業で大塚家具の成長戦略を描く。

 ただ、久美子氏への株主の視線は日増しに厳しくなっている。2年前の株主総会の委任状争奪戦(プロキシーファイト)では3年間80円の配当を続けると公約した。だが、業績の悪化で今期は半分の40円となり、公約を破ることになった。

 3月24日に東京都内で開かれた株主総会では議決権行使助言最大手の米ISSが久美子氏の再任に反対した。ROE(自己資本利益率)が5%以下のためだ。個人株主からも久美子氏に対して、業績悪化の責任を問う声もあった。久美子氏の取締役再任の賛成率は、88.5%だったが、風当たりは2年前よりも確実に強まっている。

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