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特別ルポ インド北東部「中印紛争の地」 チベット出身住民、中国の野望に怒りあらわ ダライ・ラマ14世講演に1万8千人

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特別ルポ インド北東部「中印紛争の地」 チベット出身住民、中国の野望に怒りあらわ ダライ・ラマ14世講演に1万8千人

8日、インド北東部アルナチャルプラデシュ州タワンで、チベット仏教の教えを説くダライ・ラマ14世(岩田智雄撮影) 8日、インド北東部アルナチャルプラデシュ州タワンで、チベット仏教の教えを説くダライ・ラマ14世(岩田智雄撮影)

 中国がチベット人を弾圧してきたチベット自治区に隣接するインド北東部アルナチャルプラデシュ州。インドが実効支配する一方、中国が領有権を主張する同州をインド政府は「敏感な地域」として、外国人記者の立ち入りをほとんど認めてこなかった。チベット仏教最高指導者、ダライ・ラマ14世の州訪問を機に、記者は当局の許可を得て特別に取材した。中印国境紛争の苦い経験を持つチベット出身の住民らは、中国の領土主張に怒りをあらわにしていた。(タワン 岩田智雄、写真も)

 ダライ・ラマが8、9両日、チベット仏教の講演を行った人口1万人余のタワンの競技場。インド全土から集結した、えんじ色の民族衣装姿の約1万8千人が両手を合わせて、話に熱心に聞き入っていた。時折、立ち上がって祈ったかと思うと、両手を伸ばしたまま地面に腹ばいになる「五体投地」を行う人々の姿もあった。会場は次第に独特な雰囲気に包まれていった。

 講話に聞き入っていたタワン在住のソナムさん(82)は、ダライ・ラマが1959年にインドに亡命した際、タワンから近くのセラ峠(標高約4170メートル)まで送り届けた「生き証人」だ。亡命から3年後の62年、中国人民解放軍が実効支配線を越えて侵攻してきたことは今も記憶に焼き付いているという。

 「私の友人は用を足すために森に入り、中国軍が仕掛けた地雷を踏んで、両足を失った」

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