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【満州文化物語(46)】30年続いた「満州時間」 日本に「時差」があったとき

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【満州文化物語(46)】
30年続いた「満州時間」 日本に「時差」があったとき

大正時代の長春駅のポスター、時計には『ハルビン時間』と『満州時間(西部標準時)』の2種類の針が書かれている(中村俊一朗氏提供) 大正時代の長春駅のポスター、時計には『ハルビン時間』と『満州時間(西部標準時)』の2種類の針が書かれている(中村俊一朗氏提供)

 広い国土を持つアメリカやロシアなどは国内でも時差がある。米東海岸と西海岸なら3時間、ロシアのモスクワと沿海州のウラジオストクなら7時間だ。飛行機や鉄道で移動する場合、国内なのに、時計を進めたり遅らせたりする必要が生じる。生活時間も違うから、電話を掛けるにも気を使うだろう。

 野球のイチローがメジャーリーグ入りしたとき、西海岸のシアトル・マリナーズのホームゲームの時間帯がニューヨークなど東海岸とはズレているため、華々しい活躍が当初はなかなか認知されなかったというエピソードも伝えられた。

 現在、日本国内では時差はなく、そんな不便を感じることはない。「東経135度の子午線の時」をもって日本の標準時とし、線上に位置する兵庫県明石市の市立天文科学館にはその時を刻む大時計がある。

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