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【加藤達也の虎穴に入らずんば】「朴槿恵祭り」が終わった後には「反日祭り」がやってくる…

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【加藤達也の虎穴に入らずんば】
「朴槿恵祭り」が終わった後には「反日祭り」がやってくる…

3月31日、ソウルの朴槿恵容疑者の自宅前で悲しむ支持者ら (聯合=共同) 3月31日、ソウルの朴槿恵容疑者の自宅前で悲しむ支持者ら (聯合=共同)

 昨年10月以来の朴槿恵(パク・クネ)前大統領をめぐる一連の騒動は、韓国人にとって祭りか芝居見物のようなものだったとみれば分かりやすい。

 毎週末の夜にはパレードがあり、巨大舞台はきらびやかにライトアップされ芸能人も立った。群衆は日本円で1本200円のろうそく形電球をともし、祈願札のような「朴槿恵拘束」のプラカードを掲げる。中には囚人服の朴容疑者や崔順実(チェ・スンシル)被告に扮したコスプレ、果てはギロチンの模型や巨大な慰安婦像の山車も登場、夜店もあった。

 検察の調べ室や法廷は文字通り劇場となり崔被告や元大統領府高官、サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長らが大物バイプレーヤーとして“友情出演”。逮捕されていく過程を見ては多くの人々が留飲を下げた。弾劾決議や憲法裁判所の罷免をめぐる攻防、そして主役の検察出頭、逮捕-。感情移入しやすい観衆好みの勧善懲悪で展開するストーリーは、見る者を飽きさせない。

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 朴容疑者への捜査をめぐる世論調査では、7割を超す国民が「逮捕」を支持していた。

 検察や裁判所は「証拠隠滅の恐れがある」「逮捕されている贈賄側とのバランス」などと逮捕状の請求、執行を説明しているが、法律に精通した韓国の高級公務員や現職裁判官ですら「法的に微妙だ」と言っている。つまり、法治よりも国民情緒優先であることがまた、裏打ちされた。

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