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【クローズアップ科学】エイズ治療薬発売から30年 「死の病」克服、多剤療法が奏功

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【クローズアップ科学】
エイズ治療薬発売から30年 「死の病」克服、多剤療法が奏功

エイズとの闘い エイズとの闘い

 米国ではDNAを自在に改変するゲノム編集を使って「薬いらず」の取り組みが進む。患者の免疫細胞を取り出し、表面にあるウイルスの付着に必要なタンパク質を作れないように遺伝子操作した後、体内に戻し増殖を抑制する臨床試験が行われている。

 半年に1回の注射で済む効果の長い治療薬や、体内に埋め込んだカプセルから薬が自動的にしみ出して服用を不要にする研究も始まっている。

 だが、エイズの完治という最大の目標は手つかずの状態だ。ウイルスの仕組みは不明な点が多く、増殖を抑えても死滅させることはできない。岡氏は「大きな科学的ブレークスルー(状況打開)が必要。まだ時間がかかるだろう」と話している。

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