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【森友国会】自民党のジャンヌダルク=稲田朋美防衛相が火だるまに! 安倍首相が首相候補として育ててきたが…

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【森友国会】
自民党のジャンヌダルク=稲田朋美防衛相が火だるまに! 安倍首相が首相候補として育ててきたが…

稲田朋美防衛相=16日午後、国会・衆院第12委員室(斎藤良雄撮影) 稲田朋美防衛相=16日午後、国会・衆院第12委員室(斎藤良雄撮影)

 首相にとどまらず、韓国で反日デモに参加した過去がある岡崎トミ子国家公安委員長に「治安のトップとして不適切だ」と辞任を迫り、「安全保障の素人」と述べた一川保夫防衛相には「自分の役目が分かっているのか。いいかげんにしてくださいよ!」とたんかを切った。ついたあだ名は「自民党のジャンヌダルク」だった。

 ■期待は重荷に

 政権に復帰した安倍首相は、稲田氏を「将来の首相候補」と見据え、一貫して重用している。24年に当選3回の稲田氏を行政改革担当相として初入閣させ、26年には「次のスターをつくるチャンスだ」として党政調会長にも起用した。

 しかし、期待は重荷でもあった。稲田氏は政調会長時代に財政再建策など党を二分するような課題で調整能力を欠く面もあった。昨年8月に防衛相に就き、さらに注目が高まると、入閣待機組が多く控える中での厚遇に党内で「女性だからだ」「安倍首相に近いからだ」との嫉妬も生んだ。

 昨年の終戦の日前後には外遊を入れ、国会議員として毎年欠かさなかった靖国神社参拝を回避し、全国戦没者追悼式も欠席。これを野党に追及され、涙ぐんだこともあった。日報の問題では、16日の自民党国防部会などの合同会議で「防衛省が足を引っ張っている」との同情論も出たが、稲田氏への視線は厳しい。

 中谷元(げん)前防衛相は16日、記者団に「稲田氏もしっかり省内を把握、監督しなければいけない」と語り、山東昭子元参院副議長は森友学園の問題も含め「軽率だ」と苦言を呈した。首相は「温かく見守ってほしい」と周囲に漏らすが、野党の追及が続くのは必至で、厳しい局面はなおも続く。(酒井充)

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