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【問題の裏側】コツンと追突したら「5000万円払え」 裁判所に提訴までした男の正体は…?

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【問題の裏側】
コツンと追突したら「5000万円払え」 裁判所に提訴までした男の正体は…?

追突事故が起きた現場=2月7日、東京都足立区江北(三枝玄太郎撮影) 追突事故が起きた現場=2月7日、東京都足立区江北(三枝玄太郎撮影)

 Bさんはなぜか東京国税局に対して提出した修正申告書を提出してきた。平成23年11月1日に修正したもので、同20年に遡っていた。また売り上げを集計した表も出してきたが、これはBさんが入力したものの、客観的な担保は何もないものだった。

 Aさんの弁護人は、(1)確定申告書の控え(2)平成20~25年の総勘定元帳(3)請求書や領収書の控え-を出すようBさんに求めた。

 Bさんにとって決定的に不利な証拠があった。実はBさんは事故の前年の22年6月、タクシーに乗車中に事故に巻き込まれ、この事故でも計約5703万円をタクシー運転手や、事故の相手方の運転手に請求していた。

 Bさんはこの事故(第1事故)で1年半にわたり病院に通院していたが、今回の事故が起きたことを、第1事故で通院していた病院には隠していた。

 さらにBさんは25年にもバイクを運転中にタクシーにぶつかり、後遺障害が生じたとして、計約500万円ほどの補償を得ていた。

 12年にも交通事故を起こしていた。

 しかも事故の状況が深刻だったとして、マフラー部分が折れ、軽トラックの荷台後部のパネルを支える蝶番(ちょうつがい)が破損したとする、自分で撮影した写真を裁判所に提出していた。だが、警察が撮影した写真にはそのような傷は全くなかったのだ。

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