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【東日本大震災6年・宮城】マリンピア松島引き継いだ仙台「うみの杜水族館」 復興の夢乗せ三陸の美しいヨシキリザメ飼育

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【東日本大震災6年・宮城】
マリンピア松島引き継いだ仙台「うみの杜水族館」 復興の夢乗せ三陸の美しいヨシキリザメ飼育

飼育241日目のヨシキリザメ=2月17日、仙台市宮城野区(上田直輝撮影) 飼育241日目のヨシキリザメ=2月17日、仙台市宮城野区(上田直輝撮影)

 6年前の東日本大震災で被災し、閉館したマリンピア松島水族館を引き継いだ仙台市宮城野区の「仙台うみの杜水族館」。三陸の海に生息する飼育困難なヨシキリザメを育て、2月21日には1匹が日本記録の244日を更新し、最長を達成した。このサメは今月1日朝に死んだが、うみの杜水族館では復興の夢を乗せ、国内唯一の水族館として残るヨシキリザメの飼育に取り組む。

 日本記録を達成したのは、昨年6月に仲間入りした通算で17匹目のオスのサメで、飼育記録は今月1日までに252日に達した。

 ヨシキリザメはメジロザメ科で、細長い体と鮮やかな青色が特徴の美しい魚。体長約2・5~3メートルに成長する。世界中に分布し、日本では太平洋沖合に生息する。高級食材フカヒレの原料で、気仙沼市は国内最大級の水揚げ量を誇り、まさに三陸地域とつながりの深い生き物だ。

 一方で飼育が難しく、詳しい生態はわかっていない。葛西臨海水族園(東京都江戸川区)が、平成11年~12年に244日間の飼育に成功した。現在、国内で飼育しているのはうみの杜水族館のみだ。

 うみの杜水族館は、東日本大震災で被災し、閉館した松島町の「マリンピア松島水族館」から生き物やスタッフの一部を引き継いで、平成27年7月にオープンした。ヨシキリザメの長期飼育への取り組みは、オープン1年前のマリンピア時代から始まった。

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