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【防衛最前線(112)】ソ連やゴジラを相手にしてきた多連装ロケットシステム 次の相手は、やっぱりあの国?

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【防衛最前線(112)】
ソ連やゴジラを相手にしてきた多連装ロケットシステム 次の相手は、やっぱりあの国?

陸上自衛隊の多連装ロケットシステム(MLRS)(陸自提供) 陸上自衛隊の多連装ロケットシステム(MLRS)(陸自提供)

 1991年の湾岸戦争では、米国から約190両、英国から約10両のMLRSが戦線に投入されてイラク軍を攻撃。MLRS1個大隊でイラク軍装甲部隊65両を攻撃して、うち25~30両を炎上させたり、渡橋中の車両部隊約200両を撃滅するといった大きな戦果を上げた。

 絶大な破壊力を見せつけられたイラク兵は、遙かかなたから襲来するMLRSのミサイルを「鋼鉄の雨」と呼んで恐れ、大きな心理的ダメージを受けたという。

 陸上自衛隊もまた、MLRSの威力を見込んで平成4年度から調達に着手。6年度に初めて納入され、その後計約100台が北海道や東北、九州などの各部隊に配備されて18年度に取得を完了した。当時は、日本の海岸線に到達した敵の砲兵や装甲部隊、空挺・ヘリボーン部隊や上陸用舟艇などを、MLRSによって遠距離から瞬時に撃破することを目的としていた。

 しかしその後、クラスター弾に対する人道上の懸念が強まり、保有や使用などを禁止するオスロ条約が2010年に発効。日本も批准したことで従来型のミサイルは使えなくなった。

 そこで現在は、クラスター弾ではなく、精密誘導によるピンポイント爆撃ができるミサイルを搭載。広範囲を一度に制圧する代わりに、地上にある敵の指揮所などを一撃で仕留めることにした。

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