PR

ニュース プレミアム

【スポーツ異聞】孤独な王者・ハケットの心の闇…完全無欠のトップアスリートほど「鬱病」の危険?

Messenger

 豪州競泳界のスーパースター、グラント・ハケット(36)は、伝説のスイマー・イアン・ソープ(34)とともに同国を代表する「英雄」だった。過去形で語られるのは、どちらも現役晩年から引退にかけて「心の闇」を抱え込み、信頼を失墜させたからだ。2月のある晩、泥酔したハケットは東海岸ゴールドコーストの両親宅で暴れて逮捕された。その後、彼のインスタグラムには傷だらけの写真が投稿されていた。往年の「水の王者」からは想像だにしない痛々しいマスク。その背景に何があったのか?

 「ブラザーが俺のことを殴ったことを誰か知っているか」

 ボクシングの敗者のような虚ろな目をした1枚の写真に、本人のメッセージが添えられていた。2014年、6年ぶりに現役復帰を果たしたものの、昨夏のリオ五輪に代表選出されずに夢破れた。問題行動は次第にエスカレートしていき、航空機内で泥酔し、乗客の胸元を触って警察の事情聴取を受けた。プールから出たハケットは、泳ぐ以外の時間の使い方や気分転換の方法について無知で、社会常識も欠如していた。

ストイックな競技ゆえに

 世界的なトップスイマーの“脱線”は、実は各地で連鎖のように起きている。20代後半、長くても30代中盤までの競技人生はまるで“時限爆弾”のようだ。

 五輪で個人・団体計23個の金メダルに輝いた米国のマイケル・フェルプス(31)は飲酒運転で警察のご用となった。荒廃した家庭に育ち、父親から拒絶され、多動性障害を患った。「水の怪物」の現役時代はストレスに満ちあふれ、常に抑圧された中にあった。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ