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【政界徒然草】自民党の比例「73歳定年制」めぐり世代間バトル勃発 ベテランは若手に「覚悟」示せ

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【政界徒然草】
自民党の比例「73歳定年制」めぐり世代間バトル勃発 ベテランは若手に「覚悟」示せ

 自民党内で、衆院選や参院選での比例代表候補の「定年制」をめぐり世代間対立が勃発している。70代のセンセイたちは、安倍晋三政権が掲げる「1億総活躍社会」を盾に「年齢による差別」の解消を訴える一方、青年局を中心とした若手は党内の“新陳代謝”を重視し、定年制を維持するよう執行部に直談判した。双方にとって自らの議席に関わる話だけに、対立はしばらく収まりそうにない。

 2月3日、自民党本部。鈴木馨祐(けいすけ)青年局長(40)は古屋圭司選対委員長(64)に「党の人材の流出を防ぎ、活力を高めていく中で、党の公認基準にある比例代表の73歳定年制の堅持をお願いしたい」と迫り、青年局の総意であるという申し入れ書を手渡した。

 鈴木氏によると、古屋氏は「個人的には、その趣旨はもっともだ。申し入れを重く受け止めてしかるべき結論を出したい」と答えたという。

 青年局が直訴したのは、昨年11月以降、党総務会で定年制見直しの声が断続的に出てきたためだ。細田博之総務会長(72)が党選対本部で検討するよう差配したため、見直しが既定路線となるのを警戒した青年局が牽制(けんせい)した。

 青年局が「人材の流出防止」を訴える背景には、衆院選の小選挙区制がある。複数の候補が当選する中選挙区時代にはベテランと若手が公認候補として並び立つこともあったが、小選挙区では党公認候補はおのずと1人に絞られる。選挙区で敗れたベテラン候補が比例復活するケースが続けば、「有望な若手は他党に走る」との危機感がある。

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