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【ウイグル人男性「神演説」】アパホテル前で演説したトゥール・ムハメットさんにインタビュー(下) 「市中心部にあった自宅は人民解放軍に取られました」

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【ウイグル人男性「神演説」】
アパホテル前で演説したトゥール・ムハメットさんにインタビュー(下) 「市中心部にあった自宅は人民解放軍に取られました」

「日本はすばらしい国。中国人は天安門でデモをやればいい」と話すトゥール・ムハメットさん=9日、東京都豊島区(三枝玄太郎撮影) 「日本はすばらしい国。中国人は天安門でデモをやればいい」と話すトゥール・ムハメットさん=9日、東京都豊島区(三枝玄太郎撮影)

自宅は人民解放軍に取られた。補償も何もありません

 --トゥール・ムハメットさん(53)の生い立ちを聞かせて下さい。

 「ええ。私は今の新疆ウイグル自治区のボルタラというところで生まれました。1981年に北京農業大に入学し、ウイグルで85年~94年まで大学講師をしていました。94年に九州大学に留学しました」

 --教育を受けることができたんですね。

 「当時の中国政府は警戒はしていましたが、今ほど敵視政策は取っていなかったんです。生家は市の中心部にありました。1960年代初頭に壊されて、5~6キロ離れた所に移住させられました」

 --なぜ、そんなことが?

 「人民解放軍のボルタラ軍区の官舎になったんです。5~6歳のころ、父がバザールによく連れて行ってくれたんですが、必ず昔の家に連れて行って『ここは昔、自分の家があって、ここに大きな庭があって、立派な家だったんだ』って教えてくれました」

 「7歳ごろにいきさつを聞いたんですよ。全ての土地は国のものだから、と言って、命令のままに隣近所バラバラに移住させられたんです」

 「我々ウイグル族の間では『遠くの親戚より近くの他人』とよく言います。バザールに行くと昔の近所の人に会うんです。子供心に自分の家のことが気になったんですね」

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