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【センバツ異聞】部員10人の「21世紀枠」岩手・不来方によぎる不安…野球は9人そろわないと没収ゲームに

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【センバツ異聞】
部員10人の「21世紀枠」岩手・不来方によぎる不安…野球は9人そろわないと没収ゲームに

「21世紀枠」で初出場が決まり、喜ぶ不来方の選手たち=1月27日、岩手県矢巾町 「21世紀枠」で初出場が決まり、喜ぶ不来方の選手たち=1月27日、岩手県矢巾町

 「部員10人」。そんな困難を乗り越えて、不来方(こずかた、岩手)が21世紀枠で春夏通じて初の甲子園切符をつかんだ。強豪校ならベンチ入りするだけでも高い関門となるが、部員数がぎりぎりというだけあって、ナイン同士の絆はどこよりも強いのが不来方のチームカラーという。小山健人監督は「野球は人数ではないということを伝えたい」と抱負を述べる。しかし、万が一、複数の部員が何らかの理由で登録メンバーから外れて9人未満になると「放棄試合」というゆゆしき事態に発展する。3月19日の開幕まで、不来方にとっては聖地・甲子園での初勝利もさることながら、まずは「健康第一」をモットーに本番に備えたい。

 過去、高校野球で部員が9人に満たないという理由で試合を放棄した例は、都道府県大会ではそれほど珍しくない。もともと野球部の部員数が少ない高校ほど、その危険性は高い。しかも、気温30度以上の炎天下で行われる夏の地方大会では、選手が熱中症などでダウンして、ベンチ入りの選手が急遽8人以下となって棄権に追い込まれるという事態は十分起こりうるというわけだ。

野球は「9人」が大前提

 1チーム9人はプロアマを問わず、野球の大原則。野球規則にも「一方のチームが競技場に9人のプレーヤーを位置させることができなくなるか、またはこれを拒否した場合、その試合はフォーフィッテッドゲームとなって相手チームの勝ちとなる」と明記されており、このルールに抵触すれば、主審から「没収試合」(フォーフィッテッドゲーム)が宣告される(フォーフィットは英語で「罰金」「没収」などの意)

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