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【阿比留瑠比の極言御免】世論調査の盲点 天皇の譲位をめぐり異なる新聞の見出し、世論の潮流を読むのは難しい

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【阿比留瑠比の極言御免】
世論調査の盲点 天皇の譲位をめぐり異なる新聞の見出し、世論の潮流を読むのは難しい

1月30日、会見する民進党の野田幹事長=国会 1月30日、会見する民進党の野田幹事長=国会

 新聞やテレビは、国民意識をくみ取るために定期的に世論調査を行っているが、存外それは難しい。また、調査結果が意味するところを正確に伝えることも、そう簡単ではないと実感している。

恒久? 一代限り?

 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が先月28、29両日に実施した合同世論調査では、天皇陛下の譲位に関して「今後のすべての天皇が譲位できるよう恒久的制度に変えるべきだ」が60.8%だった。一方、「今の天皇陛下一代に限り譲位できるようにすべきだ」は31.4%にとどまった。

 この結果について、譲位の制度化について「恒久的な皇室典範改正によるべきだ」とする論点整理をまとめている民進党の野田佳彦幹事長は、先月30日の記者会見でこう指摘した。

 「象徴天皇の皇位継承のあり方を考えたときに、おのずと国民世論のような方向で知恵を出すべきだということなんじゃないか」

 野田氏は、かねて譲位に関して一代限りの特例法が望ましいとの方向性をにじませている政府の有識者会議を批判しており、世論調査結果は背中を押されるようなうれしい結果だったかもしれない。

 確かに、他の報道機関の調査でも、制度化の対象について「今後のすべての天皇」が「一代限り」を大きく上回る点は一致している。国民の多くが、可能であれば恒久的制度の方がいいと考えているのはその通りだろう。

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