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【衝撃事件の核心】混入させたのは誰だ…「前代未聞」の偽肝炎治療薬問題 手口は意外にずさん?

 しかし、厚労省の関係者は「高額薬だからというより、ボトル製品だから狙われたのではないか」と話す。シート状の薬に比べ、ボトルの薬は外から見えにくく、中身の入れ替えも容易だ。

 今回出回った偽造品には外箱や添付文書がなかったが、この関係者は「大がかりな犯罪組織が絡んでいれば、外箱から偽造品を作るだろう」として、ずさんな手口だと指摘する。

 ギリアド社によると、ソバルディとハーボニーのボトルは同じで、そこにそれぞれのラベルが貼られているという。「ソバルディのボトルのラベルを貼り替えてハーボニーに見せかけることもできる」(厚労省関係者)。ギリアド社は年内にも、ハーボニーの容器をボトルからシート状の包装に切り替える予定だ。

海外では多い偽造薬

 一方、海外では、発展途上国を中心に偽造医薬品が蔓延(まんえん)しているのが実情だ。世界保健機関(WHO)によると、偽造医薬品の市場規模は2010年で750億ドルと推定され、日本国内の年間の医薬品生産額に匹敵する。途上国では医薬品の10~30%が偽物であるとの報告もある。

 財務省によると、平成27年に税関が輸入を差し止めた偽造医薬品は約8万8500点で前年から倍増しており、多くはED(勃起障害)治療薬だという。過去には23年1月、偽造ED薬を購入した奈良県の男性が死亡、22年6月にも意識障害の発症例が報告されている。

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