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【政界徒然草】東京都議選で取りこぼせない公明党は、小池百合子都知事に露骨にすり寄るが…

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【政界徒然草】
東京都議選で取りこぼせない公明党は、小池百合子都知事に露骨にすり寄るが…

東京都議会公明党に新年のあいさつに訪れた小池百合子都知事(左)=1月4日午前、都庁(寺河内美奈撮影) 東京都議会公明党に新年のあいさつに訪れた小池百合子都知事(左)=1月4日午前、都庁(寺河内美奈撮影)

 というのも、公明党は都議選を国政選挙並みに重要な地方選と位置付け、候補者の全員当選が“至上命令”となっているためだ。都議会には公明党結党(昭和39年)前の創価学会文化部時代から議席を持つ歴史があり、選挙に際しては国会議員だけでなく、全国から学会関係者が東京に集結し、「ほかの地方選ではあり得ない支援態勢」(公明党関係者)を敷く。

 今回も、定数が4から3に減った北区と中野区を含む7選挙区を「最重点区」とし、大田区(定数8)など「重点区」の7選挙区とともに、候補者1人に複数の国会議員を割り当てて、支持固めに奔走している。

 そうした中、小池氏が自民党への「刺客候補」を擁立する選挙区で、自民党と共倒れすることだけは避けなければならない。「最重点区」の中野区には自民党の川井重勇(しげお)議長が、北区には高木啓幹事長がいて、いずれも小池氏と対立関係にある。公明党にとって北区は太田昭宏前代表の地盤でもあり、敗北は許されない。

 学会関係者は、公明党と小池氏の関係について「接近してきたのは、支持を広げたい小池氏のほうだ」と強調。その上で「小池氏の劇場型政治が正しい方向に進むとはかぎらない。是々非々で臨むべきだ」と述べた。

 小池氏の勢いがいつまで続くかは不透明だが、せめて都議選が終わるまでは、無用な対立を引き起こしたくない-。「是々非々」という言葉に、そんな苦悩が透けてみえた。

(政治部 清宮真一)

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