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【政界徒然草】官僚に「最も怖い政治家」と恐れられる自民・茂木敏充政調会長 “ポスト安倍”に名前が挙がってこないのはなぜ?

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【政界徒然草】
官僚に「最も怖い政治家」と恐れられる自民・茂木敏充政調会長 “ポスト安倍”に名前が挙がってこないのはなぜ?

昨年の参院選前、党選対委員長として今井絵理子氏(右)の出馬会見に臨む茂木敏充氏。左は山東昭子元参院副議長=平成28年2月9日、東京・永田町の自民党本部(福島範和撮影) 昨年の参院選前、党選対委員長として今井絵理子氏(右)の出馬会見に臨む茂木敏充氏。左は山東昭子元参院副議長=平成28年2月9日、東京・永田町の自民党本部(福島範和撮影)

 政権の目玉政策である働き方改革では、自らトップを務める「働き方改革特命委員会」で議論を主導。7兆円超の剰余金がある労働保険特別会計に目をつけ、女性や若者の就業支援強化に3年間で8千億円の財源を確保したのは「予算に精通した茂木氏ならではの実績」(経済官庁幹部)だといわれる。

 一方で、所得税改革で茂木氏は、専業主婦世帯の税負担を軽くする配偶者控除を廃止し、共働き世帯に適用する「夫婦控除」の創設をぶち上げたが、官邸が難色を示すと持論をあっさり撤回。官邸の意向に徹底して寄り添い、官邸発の政策を補強してみせる如才ない働きぶりを示してきた。

 茂木氏がトランプ次期米大統領就任直前の今月17日から米ワシントンを訪れ、米共和党上院議員らと面会するのも、首相とトランプ氏との首脳会談実現への地ならしと見られる。得意の語学力を生かし、首相への“側面支援”を買って出たということだろうか…。

 茂木氏は選挙や政策決定過程で事態が停滞していても「自分にはゴールが見えている」と話すことが多い。豊富な知識と頭の回転の速さ、高い説明能力は党内随一といっていい。官邸との強いコネクションを背景に首相方針の最大化という“お墨付き”を得て、茂木氏はその手腕をいかんなく発揮しているようにみえる。

 今後、天皇陛下の譲位に関する議論や、統合型リゾート(IR)整備推進法に伴うギャンブル依存症対策など、与野党で意見の隔たりが大きい政策でも調整力を示し、大きな波乱なく意見集約できる可能性が高い。茂木氏は「首相の参謀として申し分ない」(党幹部)のだろう。

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