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【国際情勢分析】露サイバー攻撃 米大統領選の次のターゲットは独総選挙か 驚異の「ハイブリッド型」 メルケル首相も覚悟の上

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【国際情勢分析】
露サイバー攻撃 米大統領選の次のターゲットは独総選挙か 驚異の「ハイブリッド型」 メルケル首相も覚悟の上

ロシアによるサイバー攻撃を通じた米大統領選への介入疑惑について、多くの主要選挙が実施される欧州でも懸念が高まっている(ロイター) ロシアによるサイバー攻撃を通じた米大統領選への介入疑惑について、多くの主要選挙が実施される欧州でも懸念が高まっている(ロイター)

 今年秋に総選挙を控えるドイツで、ロシアからのサイバー攻撃への危機感が強まっている。米国は昨年11月の大統領選をめぐる攻撃をウラジーミル・プーチン露大統領(64)の指示によるものと断定したが、ドイツでもここ数年、虚偽情報も絡めたロシアによる「ハイブリッド」の脅威を示す事例が相次いでいる。アンゲラ・メルケル独首相(62)も「もはや日常」と覚悟を固めている状況だ。(ベルリン 宮下日出男)

 「起こりうるとは分かっていたが、議会を狙ったのには驚いた」。昨年暮れ、欧州メディアでこう語ったのは独連邦議会(下院)のあるベテラン議員だ。議員は最近、携帯電話の使用にも注意を払うようになったという。

 「驚き」とは2015年5月に発覚した連邦議会へのサイバー攻撃だ。報道によると、攻撃はその約半年前から不正ソフトを徐々に送り込む形で繰り返され、ハッカーは議会内のネットワークのパスワードを入手し、ネットワークに侵入。議会はシステムの再構築を迫られ、大量のデータが流出したとされている。

 昨年の春から夏にかけてもメルケル氏与党の本部のほか、多くの政党の政治家や組織などにも怪しげなメールが送付される事例が相次いだ。連邦議会への攻撃も含め、いずれも「ATP28」などと称されるロシア拠点のハッカー集団が関与したとみられており、この集団は米国のケースでも取り沙汰された。

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