産経ニュース

【食の安全を考える】ノロ感染で餅つき大会の禁止相次ぎ 「行き過ぎだ」と呼びかけたはずが、ホントに禁止を広げてしまった 

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【食の安全を考える】
ノロ感染で餅つき大会の禁止相次ぎ 「行き過ぎだ」と呼びかけたはずが、ホントに禁止を広げてしまった 

 餅を介してノロウイルスによる感染性胃腸炎が広がるなどとして、年末年始の恒例行事「餅つき大会」の中止が相次いでいる。背景に、例年になくノロウイルスが流行していることがあるが、餅つきのリスクが広く認識されたこともあるようだ。リスク認識に一役買ったのは、実は餅つき中止をなんとか食い止めようと報じた新聞記事が…。(平沢裕子)

 「餅つき禁止!? 年末年始恒例なのに 自治体規制に住民反発も」

 農協系の日刊紙「日本農業新聞」が平成28年11月下旬、こんな見出しの記事をネットに配信した。記事では、「ノロウイルスの蔓延を防ぐため、都市近郊のある県でイベントでついた餅を配ることを原則禁止している」とし、「禁止は行き過ぎ。子供の貴重な食体験を奪わないで」「日本は今、数件の事故で全体を駄目だと判断してしまう風潮がある」など消費者や生産者の声を紹介。「食品衛生上、仕方ない」とする意見も盛り込まれているものの、全体を通して「日本の伝統文化である餅つきを禁止するのは行き過ぎ」と疑問を投げかける内容となっている。

 この記事が配信された後、テレビのワイドショーなどはこぞって「自治体に餅つき禁止の動き」と取り上げた。中でも、フジテレビ系「とくダネ!」では、小倉智昭キャスター(69)が「あんこにきなこに納豆…どれも美味しいよ。なんで喜びを奪おうとするんだよ!」と怒りをあらわにした。

 実際に自治体が餅つきを禁止しているとすれば、確かに問題だ。自治体が禁止するからには、条例などで餅つき禁止をうたうなど何らかの根拠が必要だ、これまでそんな話は聞いたことがない。そこで、この記事で禁止していると名指しされた「都市近郊のある県」がどこか突き止めようと、関東1都3県に問い合わせてみた。

続きを読む

このニュースの写真

  • ノロ感染で餅つき大会の禁止相次ぎ 「行き過ぎだ」と呼びかけたはずが、ホントに禁止を広げてしまった 
  • ノロ感染で餅つき大会の禁止相次ぎ 「行き過ぎだ」と呼びかけたはずが、ホントに禁止を広げてしまった 

「ニュース」のランキング