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【スポーツ異聞】「シャペコエンセ」の悲劇 不時着時の安全姿勢はなぜ無視されたのか コロンビア墜落事故

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 ブラジル南部の小さな町を拠点とするサッカーチーム、シャペコエンセの選手らが搭乗していた航空機がコロンビアで墜落した事故から約3週間。杜撰な飛行計画に加えて、燃料不足によって操縦不能に陥っていたことが明るみになる中、6人の生存者のうち1人の技師が語った「告白」が話題になっている。パニックになる機内で「不時着マニュアル」を忠実に実践したことで生還できたという。一方、揺れる機内で席から立ち上がるという常軌を逸した行動に出る者もいた。生死を分けたのは運動能力や柔軟性ではなく、冷静沈着な行動にあったようだ。

 「私は緊急時に推奨されている行動に従い、両足に自分のバッグを挟み、背中を丸める姿勢を取った。しかし、席から立ち上がって叫び始める多くの乗客の姿も目にした」

 緊急事態を知らせる機内放送が繰り返される中、この技師は落ち着きを失うことなく、緊急時のマニュアルに沿って行動し、軽傷で済んだ。もちろん、墜落の仕方によって被害の状況は変化し、たとえ正しく行動しても命を落とすことはあるだろう。しかし、機体が操縦不能になっている状況で、安全ベルトを外して席から立ち上がるという行動に出れば、生還できる確率はさらに低くなるのは疑う余地がない。

万一への備えが生死を分ける

 航空機事故で犠牲になるのは、世界でも年間、数百人といわれる。クルマの事故で命を落とす確率に比べて圧倒的に低いといわれる。また、悲惨極まる航空機事故でも何人かの生存者がいることも空の事故の特徴だ。

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