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【置き去り猫】「120匹」問題で「猫屋敷」の主人直撃 「野良猫増えたのは行政のせい」 周囲は「糞尿まみれ」批判

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【置き去り猫】
「120匹」問題で「猫屋敷」の主人直撃 「野良猫増えたのは行政のせい」 周囲は「糞尿まみれ」批判

自宅で飼っている猫と戯れる男性=11月29日、埼玉県深谷市 自宅で飼っている猫と戯れる男性=11月29日、埼玉県深谷市

 埼玉県深谷市で「120匹」とされる多数の猫を飼っていた55歳の男性がインターネットで市長に殺害予告をした容疑で逮捕され、猫が無人の家に置き去りにされた問題。産経新聞は不起訴処分で釈放されたこの男性に直接取材を行い、「野良猫が増えたのは行政が招いたことだ」などとする言い分を聞いた。一方で、男性に対しては「室内が猫の糞(ふん)尿まみれ」「支援金の使途が不透明」などと批判も出ている。「深谷120匹猫問題」を掘り下げる。

 玄関は鼻をつくにおい

 庭にごみが積まれた一軒家。記者がその前に立っていると、道路側からニット帽をかぶった白髪の男性が「なにやってんだよ」と怪訝(けげん)そうな表情で近づいてきた。この人が「猫屋敷」の主人だ。釈放された男性は猫を飼い続けていた。

 男性によると、保護して飼っている野良猫は逮捕前は約120匹いたが、勾留中に病死するなどして「今は100匹を切っている」という。埼玉県警深谷署は男性の逮捕時に「数は分からないが、50匹以上いるのでは」としていた。

 男性は玄関を開けて家の中を見せてくれた。糞尿のにおいが鼻をつく。それもそのはず、靴を脱ぐ場所全体に猫のトイレ用の猫砂が敷き詰められていた。男性と会話している途中で、記者の足下で用を足す猫もいた。

 「おい、肩が当たっているぞ」。天井からつるされた真っ黒になったハエ取り紙が、記者の右肩に触れていた。玄関にいた猫は10匹ほど。男性は猫と楽しそうに戯れている。

 飼育費は多いときで月20万円以上かかり、餌が足りなくなれば「あいつらが食ってないなら自分も食えない」と食べないようにするという。寝るときは汚れた床を避け、椅子に座って寝ることが多いと普段の生活を話してくれた。

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