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【アメリカを読む】トランプ氏に中国警戒 米中2大国 貿易戦争勃発の懸念も

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【アメリカを読む】
トランプ氏に中国警戒 米中2大国 貿易戦争勃発の懸念も

1日、米インディアナ州インディアナポリスのイベントで登壇したトランプ次期大統領。中国政策の行方が注目される(ロイター) 1日、米インディアナ州インディアナポリスのイベントで登壇したトランプ次期大統領。中国政策の行方が注目される(ロイター)

 中国の通商政策を厳しく批判してきた共和党のドナルド・トランプ氏(70)が次期大統領に決まったことで、中国政府が米国への警戒感を強めている。中国政府高官はワシントンで開かれた米中合同商業貿易委員会に際してトランプ氏の中国製品への高関税賦課などの政策を牽制。中国政府はオバマ現政権が中国を「市場経済国」と認定しないことにも強い不満を示している。一方のトランプ氏は当選後は過激な中国批判は控えているが、対抗意識は維持している様子。トランプ氏と中国との意地の張り合いが米中間の貿易戦争に発展する可能性も懸念されている。

 「トランプ氏はWTO加盟国としての規則を守る義務があることを思い起こすべきだ」

 張向晨・国際貿易交渉副代表は11月23日にワシントン市内で開かれた米中合同商業貿易委員会後の記者会見で、トランプ氏の対中強硬姿勢に懸念を示した。

 張氏の発言の念頭にあるのはトランプ氏が選挙戦中、中国からの輸入品に45%の関税を上乗せする可能性を示したことだ。WTOは各加盟国から輸入を平等に扱うことを求めており、特別な理由がない限りは一方的に関税を引き上げることは規約違反にあたる。張氏は「中国にはWTO加盟国としての権利がある」とも述べ、実際に上乗せ関税が課された場合はWTOに提訴する考えも示唆した。

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