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【入門・日米戦争どっちが悪い(1)】片手に十字架、片手に鉄砲 侵略と虐殺繰り返した西欧白人国家

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【入門・日米戦争どっちが悪い(1)】
片手に十字架、片手に鉄砲 侵略と虐殺繰り返した西欧白人国家

真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊するアリゾナ記念館。日米開戦から75周年を迎える=米ハワイ州(AP) 真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊するアリゾナ記念館。日米開戦から75周年を迎える=米ハワイ州(AP)

 アメリカ大陸「発見」から2年後の1494年、大西洋の真ん中に境界線が引かれ、東で発見されるものはポルトガル王に属し、西で発見されるものはスペイン王に属すというトルデシリャス条約がローマ法王の仲立ちで成立しました。1529年には彼らにとって「裏側」のアジアにも分割線を引き、地球を2つに割るように縄張りを決めたのです。

 例えばこのころ、エルナン・コルテスというスペイン人がアステカ帝国(今のメキシコ中央部)を滅ぼし、莫大な財宝を手に入れました。それを聞いた同じスペイン人のフランシスコ・ピサロが目をつけたのがインカ帝国(今のペルー、ボリビア、エクアドルなど)でした。インカの人々は精巧な石積みの建物、灌漑設備を伴った段々畑、インカ道と呼ばれる道路整備など高度な文明を作り上げていました。

 そこにピサロは180人の兵とともにやってきました。インカの王アタワルパは、ピサロに付いていった神父ビセンテ・デ・バルベルデからキリスト教に改宗するよう求められました。王が拒否すると、バルベルデがピサロに「こいつらを殺しても神は許すだろう」と告げ、ピサロの兵士たちは非武装の王の家来たちを殺し、王は人質にされました。インカの人々は身代金として莫大な黄金を差し出しましたが、ピサロはそれを受け取ると王を「裁判」にかけ、殺してしまいました。

 その後、ピサロは手先の王を即位させたり、反乱を鎮圧してインカ文明を滅し、金を奪いました。

 このような「片手に十字架、片手に鉄砲」の白人国家の手口はその後、何百年も繰り返されていったのです。

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