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【iRONNA発】東京五輪費用 天下りが集う「虎ノ門」の罪深き人々 森健氏

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【iRONNA発】
東京五輪費用 天下りが集う「虎ノ門」の罪深き人々 森健氏

東京五輪調整会議終了後、言葉を交わす小池百合子東京都知事(左)と森喜朗・組織委員会会長 =9月、東京都庁(桐原正道撮影) 東京五輪調整会議終了後、言葉を交わす小池百合子東京都知事(左)と森喜朗・組織委員会会長 =9月、東京都庁(桐原正道撮影)

 いったい、どんな見積もりをすれば、ここまでバカげた金額になるのか。東京五輪の開催費用をめぐる問題である。「世界一カネのかからない」と謳(うた)った五輪計画はどこへやら。今や3兆円ともいわれる巨額予算に膨らんでしまった。民間企業なら一発アウトだが、この暴騰劇の裏にはカラクリがあった。(iRONNA)

 この問題、要点を絞ると、およそ3つの要因が浮かび上がる。まず最初が「トップ不在」という組織構造の問題だ。筆者が都政改革本部の上山信一特別顧問に取材した際、上山氏が指摘していたのが、決定権者がいないことだった。「言ってみれば、社長も財務部長もいない会社ということ」

 トップがいないのであれば、決まるものも決まらない。この構造の下、第2の問題が出てくる。「都職員の社会を知らないビジネス慣行」である。

 各競技の会場について任せられた都職員は、「臨海地域の選手村から半径8キロ以内」という招致時のプランに基づき、忠実に計画を進めた。その条件だけで限定してしまえば、立地に余裕がないため、コストを上げてでも条件に対応しようとする。コスト感覚のない都職員にこれだけの大きな事業を任せてしまったのが、まずは間違いだったと言える。

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