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【あの現場は今】鉄パイプに火炎瓶…“理想”に燃える暴徒に警察官は惨殺された 渋谷暴動事件

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【あの現場は今】
鉄パイプに火炎瓶…“理想”に燃える暴徒に警察官は惨殺された 渋谷暴動事件

渋谷暴動事件の主犯格とされ、指名手配されている大坂正明容疑者 渋谷暴動事件の主犯格とされ、指名手配されている大坂正明容疑者

 都会の喧噪(けんそう)の中に、ひっそりとその碑はあった。昭和46年の「渋谷暴動事件」で、デモ隊から火炎瓶を投げつけられて殉職した警察官を顕彰する慰霊碑だ。事件発生から45年。現在の現場からは、かつて狂気の瞬間があったことをうかがい知ることはできない。主犯格は現在も逃走中。警察当局は45年間の時を経ながら、いまもなお犯人を追い続けている。

炎で変色したアスファルト…鮮明な「あの日の記憶」

 東京都渋谷区神山町。NHK放送センターや東京大学駒場キャンパスにほど近く、各国大使館も立ち並ぶ。都心の一等地にありながら、静けさと落ち着いた雰囲気が漂う。

 45年前、デモ隊と警察当局の衝突があったとは想像すらできない。

 「あの日のことはよく覚えています」。現場前で米穀店を営む梅沢和雄さん(70)は45年前を振り返る。

 梅沢さんは当時外出していたが、帰宅して“異変”に気づいた。「火炎瓶による炎でアスファルトが溶けて変色していた。デモ隊が派手に火炎瓶を投げたと実感した」と振り返る。

 その後、新潟県警から応援派遣されていた中村恒雄警部補=当時(21)、2階級特進=が亡くなったことを聞いた。「私とそんなに年齢は変わらない。何の落ち度もない若い警察官が亡くなったのは心が痛い」。梅沢さんはつぶやくように話した。

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