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【スポーツ異聞】「ファンラン」旋風の日本上陸 市民マラソンはやがてハロウィンになる? 

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【スポーツ異聞】
「ファンラン」旋風の日本上陸 市民マラソンはやがてハロウィンになる? 

戦隊ヒーローの仮装をしたランナーたち=2016年10月23日、長野・軽井沢町(宮崎瑞穂撮影) 戦隊ヒーローの仮装をしたランナーたち=2016年10月23日、長野・軽井沢町(宮崎瑞穂撮影)

 42.195キロを走破するフルマラソンの場合、命の危険を伴う競技であり「心肺機能に負担のかかる仮面をかぶれば主催者の管理責任まで問われることになる」という声もある。東京都内在住の40代の女性ランナーは「ここ数年、どんな大会にも必ずといっていいぐらい、かぶり物で走るランナーが登場する。コスプレはやりたい人だけがやればいい。普通のランナーは少しでもいいタイムで完走することを目的としている。つくづく日本人はお祭り好きなんだなと思う」と話す。

 単なる仮装行列の大会であれば、自らをアピールすることも歓迎されていいだろう。しかし、1秒でも速くゴールテープを切りたいと血眼になってレースに臨むランナーがいる中で「ファン」の要素ばかり求めるのはいかがなものか。

 今夏のリオデジャネイロ五輪にカンボジア代表として男子マラソンに出場した猫ひろしは、かつて市民マラソンのレース中に「ニャア~」と叫ぶお決まりのポーズを取って沿道の観客にアピールしていたが、五輪を意識するようになってからは無意味なポーズをせずに黙々と走っている。

 「エコマラソン」の思想が市民マラソンに浸透する中、ランナーは環境との共生をより意識せざるを得なくなってきている。マラソンを仮装行列のイベントと勘違いしている者がいるとしたら、1人のランナーは何万分の一の存在に過ぎないことを自戒すべきであろう。ファンランのブームが神聖なるマラソンの価値を下げてはならない。

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