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【赤ちゃんリスク】マットレスに顔埋まり、布団が首に巻き付き…5年で就寝中の窒息死160件

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【赤ちゃんリスク】
マットレスに顔埋まり、布団が首に巻き付き…5年で就寝中の窒息死160件

 高橋准教授は、「乳児はいつ、うつぶせになるか分からない。シーツも、顔に絡まったり、吐いたミルクでぬれて顔に張り付いたりして窒息する可能性があり、注意が必要だ」と訴える。

添い寝の危険性十分伝わらず

 一方、大人の布団で母親と乳児が添い寝する習慣は今も家庭に根付いている。

 ある助産師は「1歳未満の乳児は数時間おきにおなかをすかせて目を覚ます。そのたびに起き上がるのは母親にとって負担が大きい。助産師として横になったままそばにいる乳児に授乳する“添い乳”を勧めることもある」と打ち明ける。

 厚労省によると、母子手帳と一緒に配られる副読本には、赤ちゃんとの添い寝が日本文化として紹介されているという。担当者は「窒息の原因になることも記載してあるが、赤ちゃんがよく眠るとも書いてあり、危険性が十分伝わっていないのかもしれない」と指摘。「各自治体の母子保健事業を通じて、引き続き注意を呼びかけていきたい」としている。

 政府は6月、相次ぐ子供の死亡事故を防ぐため、各省庁や警察、消防が個別に収集してきた事故情報を共有する「連絡会議」を設立。事務局を担う消費者庁は、今回の結果を連絡会議で報告し、有効な注意喚起の方法を検討する。

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