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【経済インサイド】露極東の「牽引役」日本製中古車輸入ビジネス ルーブル暴落で曲がり角…ウラジオストクから緊急報告

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【経済インサイド】
露極東の「牽引役」日本製中古車輸入ビジネス ルーブル暴落で曲がり角…ウラジオストクから緊急報告

露極東ウラジオストクの幹線道路。走行している車の大半は日本製中古車だった=9月 露極東ウラジオストクの幹線道路。走行している車の大半は日本製中古車だった=9月

 店舗を経営するスモウトリ・テフノホールディング社のベルケエンコ社長(43)は、極東の自動車販売業界では知られた存在だ。1990年代から中古車輸入ビジネスを手がけ、後に商用車や、新車販売にも事業を拡大してきた。社名はもちろん、日本の「相撲取り」が由来だ。高い技術や規律、精神性を表現しているのだという。

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 「公正に、オープンに、そして安く車を売ることに注力してきたことで、事業を広げる可能性が生まれたと思う」。ベルケエンコ氏はそう語り、極東にはびこる不透明な中古車ビジネスに批判の目を向ける。

 業態を多様化した結果、ビジネス環境が激変した過去のロシアの経済危機や、現在も続くルーブル下落も乗り切ることができたと振り返る。経済状況は現在も厳しいが、「ビジネス文化の変革や住民生活の改善につながれば」として、地域振興を視点にしたサーキット場建設や、日本人選手らも出場するレース運営なども手がけている。

 ベルケエンコ氏はロシア極東の人々の特徴として「疑い深く、物事が良い方向に変わるということを信じようとしない」傾向があると指摘する。そして「現状に不満があるならば、自分を信じて行動すべきだ。すべての企業がその方向を目指せば、必ず状況は変わる」と語り、極東ビジネスの“現状打破”を熱く訴えた。(ウラジオストク 黒川信雄、写真も)

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