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【経済インサイド】露極東の「牽引役」日本製中古車輸入ビジネス ルーブル暴落で曲がり角…ウラジオストクから緊急報告

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【経済インサイド】
露極東の「牽引役」日本製中古車輸入ビジネス ルーブル暴落で曲がり角…ウラジオストクから緊急報告

露極東ウラジオストクの幹線道路。走行している車の大半は日本製中古車だった=9月 露極東ウラジオストクの幹線道路。走行している車の大半は日本製中古車だった=9月

 極東ウラジオストクでは、今でも路上を走る車のほとんどが日本から輸入された右ハンドルの中古車で、市内のあちこちに中小の修理工場や部品店が並ぶ。「単なる売り買いだけではなく、経済システム全体が生み出された」(専門家)とまで評価されるゆえんだ。

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 しかし輸入車ビジネスは、2014年以降のルーブル暴落の直撃を受けた。現在、対円でのルーブルの価値は14年初めと比べて約半分。ロシア国内の景気悪化も相まって、中古輸入車の売れ行きは厳しさを増している。

 品質面でも、人々の視線は厳しさを増している。「この車は日本の中古車だけど、どれくらい古いものか、本当のところは分からない。走行距離のメーターなども、“いじられている”だろう」

 個人で車を購入したというタクシー運転手のアナトーリさん(35)は、記者をゼリョーヌイ・ウーグルまで送る車中で中古車への不信を口にした。購入した車の値段を聞くと、それほど安くはない。日本製への信頼から中古車を買うというが、ビジネスのあり方には不満も強いようだった。

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 従来型の中古車ビジネスから脱皮し、新たな業態創出を目指す経営者もいる。

 ウラジオストクから車で約30分。幹線道路沿いに、日本や欧州ブランドの新車を扱う大型販売店があった。なかにはカフェやさまざまなグッズの販売スペースも併設され、客がくつろげるよう工夫しているのが印象的だった。

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