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【スゴ技ニッポン】次世代燃料の有望株は何とあの「藻」だった!? 幅広い産業が注目 実用化へ開発を急ぐ

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【スゴ技ニッポン】
次世代燃料の有望株は何とあの「藻」だった!? 幅広い産業が注目 実用化へ開発を急ぐ

デンソーが稼働させた実証プラントの「シュードコリシスチス」の培養槽=熊本県天草市 デンソーが稼働させた実証プラントの「シュードコリシスチス」の培養槽=熊本県天草市

 藻類を使ったバイオ燃料開発は、幅広い業種で実用化への取り組みが進められている。バイオ企業のユーグレナは、藻の一種である「ミドリムシ」から抽出した油を一部に使った燃料の精製設備を横浜市に建設する。旅客機用のジェット燃料や、軽油に混ぜずにそのまま使えるディーゼル燃料としての実用化を目指す。施設は来年夏に着工する予定で、稼働は19年頃を計画。ユーグレナはミドリムシを使った食品販売からエネルギーまで事業の幅を広げる。

 藻類の一種である「スピルリナ」を使いバイオ燃料の実用化を目指すのが化学大手のDICだ。全額出資の米国子会社の本社があるカリフォルニア州アーバイン市の敷地内に昨年後半、約2億円を投じて研究センターを開設。屋内外に研究用の培養池や最新分析機器を設置し、バイオ燃料への応用展開を検討している。

 このほか、Jパワーが藻の培養から油の抽出までを行う実証施設を北九州市で運用。造船重機大手IHIは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と共同で、藻類の一種「ボトリオコッカス」を使ったバイオ燃料の実証実験を鹿児島市で続けている。

 各社が開発を急ぐのは藻類がエネルギー源として食料と競合しないことに加え、二酸化炭素(CO2)の増加防止など地球環境保全にも役立つとの見立てがある。というのも藻類は成長段階で光合成を行い、CO2を吸収するため、燃料としていくら燃やしても、実質的にCO2の排出量がゼロと見なされるためだ。

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