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【月刊正論】「慰安婦狩り」を偽証した吉田清治「韓国スパイ」説を追う 大高未貴(ジャーナリスト)

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【月刊正論】
「慰安婦狩り」を偽証した吉田清治「韓国スパイ」説を追う 大高未貴(ジャーナリスト)

吉田清治氏を取り上げた朝日新聞の記事(手前が昭和58年10月19日付、奥が同年12月24日付) 吉田清治氏を取り上げた朝日新聞の記事(手前が昭和58年10月19日付、奥が同年12月24日付)

 だが、本当にこんなきれいごとだけで済まされる養子縁組だったのだろうか。

 私は福岡県に住む禎郁氏の長男を訪ねた。瀟洒な庭つきの立派な邸宅だった。家には入れてもらえず、門越しに長男が取材に応じてくれた。養子入りの事情については「何も存じません」の一点張りだった。ただ、あらためて問答をふりかえると、父に関して何らかの情報を持っていたのではないかとも思える。取材では禎郁氏の長男から「30年以上前に死んだ親父について何を調べているのですか?」というセリフが何度か繰り返された。

 --お父さんと関係があった吉田雄兎さんの事を調べています。

「雄兎さんの事を調べられたのですね。有名な方なのですか?」

 --吉田清治さんをご存じですか? 慰安婦問題で有名な方です。

 「いや知らないですね。雄兎さんが吉田清治で、あなたは吉田清治の長男から私の父の話を聞かされたという事ですね。そして労働組合の委員長だったと聞いたんですね」

 --お父さんの事も吉田清治さんが書いた本に書かれています。

 「なんという本?」

 --『朝鮮人慰安婦と日本人』。

 「そこに親父が出て来るんですか?」

 --お父さんの名前は別名になっているし、養子にしたとしか出てこない。《長男の表情がやけに厳しい面持ちに変わった。》

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